2008年10月20日

軽症患者からは特別料金!

 とうとうと言うかやっとと言うか、各公立系病院では「軽症救急」に対して特別加算料金導入が加速されているとのこと。

これは新聞記事からの抜粋です。

「軽症患者から特別料金時間外救急の受診抑制で

 正規の診療時間外の夜間、休日に救急外来を受診する軽症患者から
数百−数千円の「特別料金」を徴収する動きが一部の公的病院などで始まっている。

 医師不足が深刻化する中、軽症患者の安易な受診を抑制して重症患者の診療に一層力を入れ、勤務医の過重労働も軽減する狙い。円滑な実施には地域住民の理解と協力が欠かせず、地方議員からは重症患者まで受診を控えることを心配する意見も出ている。

 特別料金徴収は以前から認められており、厚生労働省によると、2002−04年には全国で約150の医療機関が実施。徴収を近年始めた公的病院などは、公的医療保険に本来請求できる診療報酬の「時間外加算」分を患者の自己負担とする考え方で特別料金を徴収。金額は、導入前年度の時間外軽症患者の平均受診料とする病院もある。
 共同通信の取材では、山形大病院(山形市)が一律8400円、磐田市立病院など静岡県の公立5病院は時間外加算額を基準に650−4800円の8段階、徳島赤十字病院(徳島県小松島市)が一律3150円を徴収。各病院は06年以降に順次開始した。
(共同通信) 」

と、まあこんな感じですな。

 今頃、遅いんだよ!って感じかな。

 病院との懇談会という名の文句たれ合いでは、病院側は「消防側で抑制してくれ」やし、消防側からは「病院で断ってくれ」だし、結局は責任の押し付けなんですよね。

 横浜消防(危機管理局)では世にも奇妙な出動態勢を実施し始めたでしょ?
 個人的にはこの有料化が本格的に運用されたら、貧乏人は早く死ぬんでしょうね。
 っていうか、金持ちは大体、救急車なんか呼ばないんだよね。
 医者の方からはせ参じるんだから・・・。



 
タグ:医療 救命 救急
posted by 黒い救命士 at 20:19| Comment(1) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月17日

食の安全

ここんとこ、忙殺されてましてすっかりブログ更新まで手がまわりませんでした。

 さて、今回はやはりというか、何というか、例の国からの輸入食品事件です。
 
 あの国の危機管理体制(意識)の低さや国民自体のアンモラル性については今さらながらですので、ここでは言及しません。

 ただ、わが国の情けなさについて、一言モノ申すです。

 もしも僕が総理大臣っつ〜か、この件について権限があるならば、「某国からの食料品は前面輸入禁止!」にします。

 ここまでは誰でも考えるでしょ?

 さらに、僕はテレビ放送を使って、国民に対しこう述べます。

 「輸入禁止措置に伴い、関連(国内)会社に対してはある程度の損失補填を実施します。無論、国民生活においても、輸入禁止に伴う値上がり分については国がカバーします。その財源については、当面、道路特定財源の凍結や国民の支持を得られない国家公務員の費用について削減(廃止)によって捻出します。」

 要は、今回の某国の不始末については関連会社や国民には可能な限り負担はかけませんよ。その費用は公務員のムダ使いから捻出します。
ってことです。

 ま、仮に某国の過失があったとしても(いや、あるんです)どうせ、賠償なんかするワケないでしょうし、とどめは向こうの貨幣価値で賠償する可能性がムチャ高いですから、もう話にもなりません。

 それにつけても、我が国の情けないこと、この上なし!

 例えは悪いですが、ヒトラーみたいな強力なリーダーシップを発揮する人が必要です。(ただし、ヒトラーの虐殺行為や差別行為は許されるものではありませんよ。)

 個人的には、功罪はあり過ぎますが田中角栄元首相くらいの人物でないと、もう我が国は救われることはない!と思っています。



タグ:中毒 中国 救急
posted by 黒い救命士 at 22:29| Comment(0) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

救急車は大忙し 最終章

 さてこの「救急車は大忙し」セクションも今回で一旦、終了します。
 次回からは別の題名で取り上げていきたいと思ってます。

 今回は「通報」についてです。

 みなさん、救急車を呼ぶときに119番しますよね?
 時々慌てて110番する人もいるようですが、実はどちらに電話しても必ず、目的の担当に通報されます。

 ただし、一度は担当外の部署で受けますので、転送や何やかんやで時間を結構、消費しますし発生場所もズレたりします。

 ですから、慌てるのは分かりますが、落ち着いて目的の緊急番号に通報して下さいね。

 あと、相変わらず、緊急番号にイタ電するバカがいるんですが、とっくにバレてます。

 時々「184」発信する脳タリンがいますが、あれは単にNTT回線上で非表示にしているだけですので、警察や消防にはスルー表示されます。
 ついでに言うと、今の携帯はほぼGPS機能がついていますので、恐ろしい精度で発信者位置も把握できてます。

 だからバレないと思ってイタ電通報してても、番号や現在位置は間違いなく捕捉されてます。
 回線保留も各キャリア会社はイヤがりますが、もちろん可能です。

 逆に言うと、見知らぬ土地で突然、具合が悪くなってバタッと倒れても結構な確率で助けてもらえるってことですね。

 

 
posted by 黒い救命士 at 11:43| Comment(0) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

救急車は大忙し 12

 9月1日は防災の日」です。

 いわずと知れた、関東大震災から由来してます。

 わが国はご承知のとおり地震大国です。

 国もいろいろと計画を策定してますが、ハッキリ言って、大甘!

 とてもじゃないが、対応不可能です。

 例の新型インフルエンザ対策にしてもそうです

 ワクチン製造方法にしても、効果にしても、感染拡大した時の準備にしても、あきれるほど甘い!
 
 その原因はいろいろあるんですが、私見としては、国の権限が弱過ぎると思います。

 例えば、ゲリラ豪雨や台風の時に住民に行政が出すものは「勧告」が関の山でしょ?

 アメリカなどでは「命令」ですし、州兵や警察を動員して強制力を発揮させてます。

 あの自由の国でさえ!

 それと対比してわが国は・・・。

 何か誤った「人権意識」があるとしか思えません。

 「夜警国家」も結構ですが、こう言う場合はねえ・・・。

 消極的関与よりも、積極的関与すべきでしょ?

 
タグ:救命 災害 医療
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2008年09月05日

救急車は大忙し 11

 猛暑が過ぎ去り、秋って感じになりました。

 それでも、この夏で熱中症で亡くなられた方は相当数にのぼったようです。

 反射的利益とでも言いましょうか、扇風機エアコンが例年の数倍もの売り上げで、家電量販店はホクホク顔でしたね。

 さて、今回は例の大野事件の控訴断念についての医師のコメントについてです。

 経過はいまさらここでは申しません。みなさんの方が詳しいかも知れませんから。

 ただ、検察の控訴断念=医師の無罪確定で医師達がコメントをマスコミやブログで述べていますが、少数の方を除いて相変わらずの「考え方」です。

 「医師は精一杯やっている→不可避な結果もありえる→その結果、刑事事件の被告になる→医療の萎縮に直結する」という、一見すると全うな意見になってます。

 ついでに言うと、患者もリスクについて知るべきだとも述べてます。

 ま、医者なんてこれが限界でしょうね。

 結局、患者や家族(遺族)の気持ちなんて、コレっぽちも考えてないんですね。

 患者や家族(遺族)が望んでいるのは、無論、治療の成功であり、それなりの成果です。しかし、大半の方々は仮に不幸な結果になったとしても、すぐに訴訟なんか望んでいません。

 要は何故、自分や家族が、そのような結果になってしまったかを知って納得したいんですよ。

 医者同士はプロなんですから、そりゃあ、きっと「ツーカー」でしょね。
 でも、患者や家族(遺族)は素人です。
 医者は分かり易く説明しているつもりでしょうが、横で聞いていても
「そりゃ、無理だよ・・・」ってのが、山ほどあります。

 いいですか!

 「手術中に容態が急変しまして、手をつくしましたが、残念ながら・・」って、こんな説明で誰が納得しますかね?
 
 さらに言うなら、虫垂炎(盲腸炎ね)や通常分娩で、「ひょっとしたら、死ぬかも知れません。」って説明してますかね?

 前も述べましたが、知る限りでは「No!です」

 何か書いてたら、、腹が立ってきましたから、この辺で今回は失礼します。

 

タグ:救命 医療
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2008年08月30日

救急車は大忙し 番外編

 今回は番外編です。

 最近はゲリラ豪雨が問題になってます。

 ましてや、SOSを求めている水没車中の女性が救助されることなく尊い命を失うというあってはならないことも起こっています。

 これに関しては消防、警察共に非難されるべきですし、いかなる理由も免責事由にはなりえません。(怒)

 我々、消防や警察はこう言う時のために飼われているのであって、その職責が果たせないなら、解体処分も止む無しです。

 ましてや、消防の言い訳は「通報が輻輳しパニックになっていた」という内容でしたが、打ち首獄門級の体たらくです!

 言いたくないですが、田舎消防はこれだからダメなんですよ。
 多分、何らかの処分はあるとは思いますが、訓戒みたいな、処罰とはいえない処分でオチをつけると思います。

 さて、こんな役立たずなクソ公務員連中がこのブログ読者を守ってくれると思いますか?

 できるワケないでしょ!!!

 じゃあ、どうすれば?

 そんなもんぐらい、自分で考えて下さい!!!!!!!

 いやね、別にケンカを売ってるんじゃないです。

 前から言ってるように、わが国の国民は本当に「セルフディフェンス」意識が欠如してるんです。

 そんなお気楽国民に、肝心な時に屁のツッパリにもならない公務員連中が闊歩してるんですから、そりゃ、何人でも死人は出ますよ。

 つまりは、我が国民は「人はアテにせず、自分でする!」という精神をマジで持つべきなんです。

 確かに「お役人さま」にお任せしてりゃあ楽でしょう。
 ついでに、何かあったらお役人さまのせいにすりゃ良いんですから、気も楽でしょう。

 でもね!

 それで失われた命はどうやっても戻らないんですよ!
 
 人任せにするんではなく、自分の責任で、自分でする!っていう本来の意識を持つべきでしょう・・・



 

 
タグ:災害 医療 雷雨
posted by 黒い救命士 at 23:59| Comment(0) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月28日

救急車は大忙し 10

 前回は「大野病院」裁判の私見を書きました。

 で、ここ2日ほど各新聞を見てると、ジャーナリストや社説に「裁判結果も大切だが、医師はキチンとした納得できる説明を患者や遺族にすべし」という内容の記事が増加してます。

 個人的には何を今さら・・・って感じですが、まあ、表面的とは言え少しは核心部分に着目しているのかな?と思いました。

 僕は医学部でどんな教育をしているのかは、経験がないので知りません

 友人達からの伝聞でしか分かりませんが、少なくとも国家試験では「説明」ってのも範囲にすべきではないかな?
 あと、同業者以外の話も少しはチャンと聞く!っていう当然のこととか。

 とにかく、彼らは先輩、上司には「直立不動」ですが、看護師や我々、そして、お客さまである患者には、初手から上から目線ってのが
モロ分かりですし。

 あのう、別に君達がエライんでなくて、優秀な器具類がエライんですよ。
 
 例えば、オスキー(問診)にしても、新人ならともかく、苔の生えたような医者が小学生並みの技術しかないとか、BLS(胸骨圧迫、下顎挙上法)が超下手クソな救急外来医とか・・・。

 実際、知る限りでBLSのうまい医者は極く少数です。
 
ま、いかに医者ってのが機械頼みの人間

かってことですね。

 まだまだ、裏事情はありますが、それらを統合して考えると今回の裁判にしても、本当に医者の説明下手が諸悪の根源と思えます。

 なんか今回は脱線気味ですね。(苦笑)

 次回はもう少し焦点を絞りたいと思います。


 
タグ:医療 救命
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2008年08月21日

救急車は大忙し 9

 今日は医療界で一つの区切りとなる判決がありました。
 
 ご存知のとおり、「大野病院」事件です。

 まず最初に理由のいかんによらず、尊い人命が失われたことに対して、哀悼の意を表したいと思います。

 この詳細は他のサイトやブログなどで山ほど扱っていますので、そちらをご覧いただいた方が良いと思います。

 ここでは、前回も述べましたが、「医師の説明下手」について私見を書きます。

 一言でいうと、患者の気持ちで説明していない!ってことです。

 例えば、例の裁判における他の医師達のコメントは異口同音に「手術というのは多かれ少なかれ、何らかのリスクがある。時には予期せぬことが起こり最悪の転機をたどることもあり得る・・・」でした。

 これはそのとおりだと思います。

 およそ、医療に携わる者は患者のために全力を尽くします。
 それが使命でありプライドでもあるからです。

 でもね!
 
 ちょっと待って!

 そのリスクについて一般市民はどれだけ知ってるか、医師は分かってますか?

 虫メガネで見なけりゃ読めないような大きさの字で書かれた説明書を渡されて、「分からないことは何でも聞いて下さいね。」って、その分からないこと自体が分からないんですってば。

 先のコメントが医師の真意ならオペの際に記入してもらう「同意書」作成時に、「ひょっとしたら、最悪の結果もあり得ます。」っていかなるオペでも告知すべきですよね。

 市民感覚でいうと「出産」て病気でもないし、心待ちにしてた新しい
生命が産まれ出てくる、最もハッピーイベントです。

 でも、先のコメントが真意なら、やはり正常分娩でもキチンと説明すべきだと思うんです。
 少なくとも、僕の知る限りでは結構、省略して「大丈夫ですよ。」という、ありがたいお言葉のみで済ましてますよ。

 あと、実際の病院搬入時でも「それはないやろ?」ってのもありますし・・・。

 それは次回にでもお話ししようかな?
 
 
posted by 黒い救命士 at 12:43| Comment(0) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月18日

救急車は大忙し 8

 さて救急隊にとっては恐怖の盆も無事明けました。この時期は正月、GWと並んで救急隊にとっては「3大(病院無し)期間」となります。

 普段なら5分程度で決定する受け入れ病院が平気で20分くらいはかかります。

 まあ、90%以上が「どうでもイイ救急」ですから、別に多少の待ち時間はバカ市民には良い薬にすらなるんでしょうが、さすがにCPAや重症の時はこちらがブチ切れそうになります。後日、抗議も兼ねた状況確認に何回行ったことか・・・(怒)

 さて、今回は今週に判決が予定されている、とある医療訴訟について私見を述べたいと思います。

 早い話が「大野病院裁判」ですね。

 これは各方面で論議を呼んでますし、詳しい経過はあえてここでは書きません。
 また、様々な医療関係者(特に医師)のブログでこれまた意見(大抵は擁護派)が山ほど出てます。

 ただ、それらを見て思ったのが、医者はやはり誤解を受け易いということです。
 論じていることは医学的には正論だと思います。また、被告たる医師の言い分も違法性はないと思います。

 でもね!

 一般市民は理解なんかしません。

 要は「インフォームド・コンセント」及び「後説明」が下手糞だった可能性が見え隠れしてるんですよ。

 医師同士はいくら体育会系とは言え、一応は「先生」と呼びあって、それなりの対応をしてます。

 しかし、所詮は「お山の大将」なんですよ。

 何がって?

 それは次回にでも。(そのウチ暗殺されるん違うかな?)
 

 
posted by 黒い救命士 at 13:34| Comment(0) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

救急車は大忙し 7

 前回の続きです。
 現在は必要な場合、指示医師の具体的指示下で気管内挿管を実施しています。

 基本は気管内挿管以外で気道確保を実施して、例外的措置としての位置付けとなってます。

 器具使用の気道確保としては、LMA,LT,WB,EGTAってところが一般的ですね。

 でもね、実際問題として普通のCPAならキチンとした下顎挙上法でも十分な気道確保ができるんですよ。

 でね、現場で気管内挿管をやっちゃうと、上記器具使用や用手に比較して時間がかかるんですよ。
 
 しかも、リスクもあるし・・・。

 だから私は基本的にはあれはしません。

 他の方法でも支障なく呼吸管理できますし。

 大体、特定行為自体が一応は「業務」となってますが、どこをどう見ても「緊急避難」的なモノです。

 放っておいても死ぬんだから、ダメもとでやらせてしまえ!ってのがミエミエですから・・・。

 早い話が気管内挿管なんてやめてしまえ!ってことです

 どこかの都市の消防本部が違法な気管内挿管を実施していたとして
報道されてましたよね。しかも、データは捏造で・・・。

 あのね、救命士って消防士なんですよ。つまり、区役所や市役所の
オッチャン、ニイチャンがたまたまサイレン付きの車に乗ってるだけなんです。


 医師や市民は何か大きな勘違いをしてませんか?

 
 
 

 
タグ:救命 救急 医療
posted by 黒い救命士 at 22:00| Comment(0) | 救急 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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